フラの神殿 Ke ahu a Laka Halau Hula

ここは、フラの女神「ラカ」のために捧げられた古代の神殿（ヘイアウ）であり、かつ、フラの修行の場でもありました。
古代ハワイのフラは、ここの様に壁のない建物や小屋で行われ、ハーラウ・フラと呼ばれていました。
ここケ・アフ・ア・ラカ（ラカの祭壇）は、もっとも古いハーラウ・フラとして知られています。

古来、厳しい修行を終え、一人前のフラダンサーになったところで
卒業式のような儀式をここで、行ったそうです。

この神殿に関する神話として有名なのは、
その昔、ここから響き渡る太鼓の音に導かれた火山の女神ペレが、
この神殿を訪れて、カウアイ島の族長であるロヒアウと恋に落ちたと言われています。
このペレとロヒアウを巡るヒイアカの伝説は
今の古典フラでもペレフラと呼ばれて頻繁に踊られています。

カウアイ島の北部、
ケエ・ビーチからジャングルのようなトレイルを登ったところに
フラの女神「ラカ」の神殿があります。

正式な名前は、「ケ・アフ・ア・ラカ・ハラウ・フラ」。

この神殿の前に立ち、目の前一面に広がるカウアイ・ノースショアーの大海原と青い空、
そして、心地よい風をうけていると、　
とても清々しい素敵な気持ちに包まれていきます。　
ここには夢のある良いエネルギーが満ち溢れている事を、まさに実感できる場所です。

このフラの神殿に行くまでには、深いジャングルに覆われたトレイルを登らないと辿りつけません。
実際に現地に訪れるまで、単純にケエビーチの端、海沿いにあるヘイアウと思ってました。

この場所に辿り着けたのは、前日、カウアイ島ヒンドゥー教寺院取材の際に
寺院の僧侶ナンディさんに、カウアイ島で最も素晴らしいと思う
パワースポットは何処ですか？と訪ねたところ

このフラの神殿が一番素晴らしいと教えてくれ、手書きで地図まで書いて渡してくれました。
この地図が無ければ、きっと、フラの神殿に辿り着くことはできなかったでしょう。
ナンディさん、本当にありがとうございました。マハロ。

また、撮影時、このフラの神殿の祭壇辺りを写真撮影した際、
僕らに「ようこそ！！カウアイ島に！」と言う様に光の精が２体踊りこむように、偶然写りこみました。

フラの神殿中央億に位置するあたりを撮影したところ、
光の精が踊るように写り込んでいる

このフラの女神「ラカ」の神殿は、今でも手厚く保護されており、ハワイアンの方々の大切な聖地とされています。
くれぐれも、興味本位で訪れることはおやめください。
また、大勢での訪問は大切な聖地を荒らすことにもなりかねません。
十分に注意を払って訪問してください。