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ハレアカラ火山haleakala
太陽の住む家
6月から10月にかけて、高さ2mもの茎のまわりに鮮やかな紫と黄色の小さな花がびっしり咲かせます。
花をつけるまでに、30年とも40年とも言われるものもあり、花を付けた後、その一生を終えてしまう貴重な植物です。

ハレアカラ山頂は、雨を降らせる層積雲のさらに上にあり、
生物たちは下から上がってくる水蒸気 ・雲などによって水分を得ているそうです。
銀剣草は、このたくさんの鋭い葉に集まる露によって、水分を得ながら、少しづつ、少しづつ成長するそうです。
また、ハレアカラ山頂には、マグネティックピークという巨大な磁場があり、
この山自体がすべてマグネットで形成されており、物理的にも真のパワースポットと言われています。
残念なことに、基本的には立ち入り禁止です。
マグネティック・ピークはマグネットで形成されているため、
心臓ペースメーカーを付けている方は、近づくと危険です。
ご注意くださいね。
ハレアカラに車で行かれる際は、町を抜けるとスタンドが無い為、ガソリンは満タンにしておきましょう。
また、ここでの日の出を見て自転車でハレアカラを下るツアーが沢山催されていますので、
自転車軍団が絶え間なく車道を降りています。くれぐれも注意して運転してくださいね。
太陽が住む家、ハレアカラ。
ハナの先、南マウイ、カウポより、火山の北東側の姿を眺めることができます。
1500年ごろを最後に、活動停止している世界最大の休火山です。

私たちは、ハレアカラの日の出を収録したくて午前2:00に起き出し、真っ暗な道を山頂を登り、
カメラをセットして、日の出を待ちました。
山頂の気温は真夏でもとても低く、長袖のシャツの上にコートを着て、
さらにはホテルから持ち出した毛布までかぶり、
完全武装でジーッと待っていたのですが、運悪く雲が垂れ込め、
待てど暮らせど太陽は顔を出してくれませんでした。

今回は残念ながらサン・ライズは収録できませんでしたが、朝が来るとマウイらしい真っ青な青空が広がり、
朝露を浴びてキラキラ輝く銀剣草をカメラに収めることが出来ました。

マウイ島の北側、ハナの奥、
KIPAHULUの町の先から望むハレアカラの裏側です。
標高は富士山より若干低く、3,055m。東西12km、南北4km、周囲は33.8km。

面積49.2平方kmという世界一大きな火口を持つハレアカラ火山。
巨大な火口には、9個のクレーターを持つ大規模な噴火口があり、
何十万年もの歳月をかけて風化し、形成された自然の芸術「スライディング・サンド」と言う
砂の波紋が見る事ができます。

マウイ島誕生に大きな役割を果たした、この火山は、強いエネルギー・スポットとしても有名です。
ここには陽のエネルギーが多く存在しているそうです。

また、平地と比べ2/3の気圧しかない頂上まで、車で登れるのも北アメリカでは、ハレアカラ火山だけです。
健康な人が0.7気圧の場所で、1時間程度リラックスすれば効果的な体内の活性化が、行われるそうです。
伝説の神、青年マウイの数ある逸話の中でも、
代表的な伝説の舞台となった「太陽が住む家」ハレアカラ。
火口には、時おり霧が漂い、幻想的な景色を作り出しています。
この霧は「神の吐息」と呼ばれ、神聖な自然の息吹を感じる事ができます。
ハレアカラ山頂には、高山植物の中でも秘中の花、
ヒマラヤとここでしか見られないという、大変貴重な植物、
銀剣草< Silver swords(シルバー・スウォード)/Ahinahina
(アヒナヒナ:ハワイ語)>が咲いています。

この銀剣草は、標高6000から12000フィートの地域でなければ、
生息できないデリケートな植物で、
その葉は、太陽から身を銀色の剣のように輝き、
鋭い葉先を外に向けている大変珍しい植物です。
この銀剣草は、一時、絶滅しかけましたが、現在、大切に保護されています。

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