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ここは、今でも強烈なカプが生きており、地元の人々は決して近寄ろうとしないそうですが、
絶えず果物などの御供物をささげられていて、
収録で訪れた際も、採れたてのパイナップルなど数個がお供えされていました。
私たちより少し後から、この丘に訪れた旅行客の白人の男性は、
持参してきたお水をヘイアウの祭壇、残された生垣などにかけ、真剣にアタリを見学されていました。
ここに生贄とされ埋められた人々も、冷たいお水をかけてもらい、きっと供養されたことと思います。
私たちも、なにかお供えをと思いましたが、一日中車で走り回り、何も用意していなかったため、
車の中に飾っていた、貝のレイをお供えしました。
オアフ島最大のヘイアウ
プウ・オ・マフカ・ヘイアウPu'u O Mahuka Heiau
また、昔は戦争の神様「クー」を祭っており、人身御供(ルアキニタイプ)の場所であったそうです。
1792年、バンクーバー船長の部下の船員たちが生け贄にされたことでも有名ですが、
生垣の端々には奴隷が生け贄として埋められたそうです。
取材中、ふと塀の岩と岩の間がとても気になり、
隅々の岩の間からその中に何かを探す為に覗き廻ってしまったのは、
その昔、ここに生け贄として埋められた奴隷の霊による呼びかけだったのでしょうか。
このヘイアウは、ノースショアーのワイメア湾を望む神聖な丘の上に位置し、
ハワイアンの人々にとって、神々への崇拝と神聖な儀式に使われる神聖な場所です。

このヘイアウの建設には、伝説のメネフネが夜現れ、朝にはヘイアウを完成させたと言われています。
プウ・オ・マフカとは、ハワイ語で「逃避の丘」という意味だそうです。
このヘイアウは、ハワイの四大神が集まり、会議をする場所とも言われています。
オアフ島最大のヘイアウ「プウ・オ・マフカ・ヘイアウ」には、
外側を一周する小道が整備されており、まさに大きさを目の当たりにすることができます。
途中に開けた場所があり、ここから眺めるワイメア湾の景観はまさに絶景です。
現在は、岩の壁と石の舗装をされた床だけが残っていますが、
昔はいくつかのおおきな建築物もあったようです。 
ヘイアウの周りに、いくつもの案内表示があり、当時を偲ぶことができます。
歴史学者によると、300年程前に建てられたものではないかと言われています。
  
また、ここから100マイル離れた、丁度向かい合うように建っていたカウアイ島ワイメア渓谷のヘイアウと、
火を使って通信していたとも言われています。

プウ・オ・マフカ・ヘイアウへはワイキキからH2に乗り、Exit8からノースショアー方面へ。
ノースショアに突き当たったらKamehameha Hywを東に走り、ワイメア湾を渡ります。
Pupukea Rdを右に入り、通なりに山を上っていくと、右側にヘイアウの看板があり、
車一台がやっとの道がさらに上へと続いています。 
その道の突き当りが、目的のヘイアウです。
昼間でも、人気の少ない場所なので、夕暮れ時は避けましょう。
また、興味本位でヘイアウ内部に足を踏み入れるのはやめましょう。
知人でホノルル在住の方が、このヘイアウの中に入った後、2週間も原因不明の高熱を出されたそうです。
くれぐれも敬意をもって訪れてください。

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